眼の疲れと近視進行の抑制について
過矯正を生み出している超近視時代はとても危険!
我が国の裸眼視力0.3未満の近視人口がここ30年で約3倍に増加しています。近視が進行すると緑内障・網膜剥離・黄斑変性等の視覚障害(失明)になる病気が10倍以上発症すると研究発表されており大きな問題となっています。
過矯正を防ぐためには散瞳(眼底)検査を予約し、調節緊張の程度を調べ、過矯正でない適正な度数のメガネ・コンタクトを使うことがとても重要です。
40歳未満の方はベストサポートメガネとスマートコンタクトを使用する事、40歳以上の方は運転や遠方重視の遠近両用メガネとパソコンやお部屋用の中近両用メガネを用途に合わせて使い分ける事が眼の疲れを防ぐために重要です。
また、トロピカミド点眼液を寝る20分前くらいに点眼すると眼の緊張を緩和し、ピントを調節する筋肉を休ませる作用があります。そのため仮性近視やスマホやパソコン作業による眼の疲れの回復にも有効です。また、眼が乾きやすいという方にはヒアルロン酸(PF)点眼液は涙液を安定的に保ち、眼の疲れ、乾き、かすみなどの症状を改善する事が期待できます。
眼科医に診察・相談し使用することをおすすめします。
- 「遠くがよく見えるメガネ=合っている」とは限りません。
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スマホの利用増加、子供のオンライン授業や大人のリモワ生活の中、近くを見る時間は増えています。度が強すぎる(過矯正)のメガネやコンタクトを使用すると、眼軸を延ばす事となり近視が進行し、視覚障害を発症する病気のリスクが増えます。
小学生以下は約30%・中学生は約20%・高校生は約15%・大学生以上は約10%に過矯正と言われる、よく見えるけれど強すぎる度のメガネ・コンタクトの方が見受けられます。また、メガネ使用者の多数の方が度数のあわないメガネを使用し眼の疲れの原因になっています。「楽によく見える事」が大切です。今、お使いのメガネ・コンタクトが合っているか、近視に加え、疲れ目・調節緊張・過矯正・近視進行抑制・老眼などもご相談ください。
- 矯正視力の低下と認知症発症の関係性について
- 矯正視力が0.7未満の方は認知症が疑われるリスクが2.6倍になると研究発表されています。
近視進行スピード抑制のための効果的な対策
近視進行抑制・調節緊張・過矯正・眼精疲労のための効果的な対策
メガネやコンタクトレンズを使用している人は1年1回以上の受診をお勧めしています。
1度伸びてしまった眼軸長を短くする方法は見つかっていません。
軸性近視を防ぐためには、近視が1番進む成長期に、ベストサポートメガネを使用し近い物を見続ける時間を減らし、眼軸長が伸びすぎないように意識することが大切です。それらは通常の視力検査では見落とされてしまう危険性があります。
過矯正を防ぐためには散瞳検査を予約し、調節緊張の程度を調べ、過矯正でない適正な度数のメガネコンタクトを使うことがとても重要です。
※NHKスペシャル「わたしたちの“目”が危ない 超近視時代サバイバル」参照
新光会グループ眼科
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